ミニロボを正面から見たときのタイヤの角度が、通常は垂直なので0度、
ハの字(上が狭く、下が広く)にしたらネガティブキャンバー、逆ハの字はポジティブキャンバーと言います。
クルマは0.5度も角度を付けたら操作性にかかわってくるくらい影響があります。
(目で見てわかるくらいハの字になっているのは3度以上でしょうね・・)
サスペンションのないミニロボではキャンバー角の設定にほとんど意味がありませんが、実はノーマルのあの細いタイヤの場合は、多少の意味を持っています。
スポンジタイヤのように幅を広げたら(接地面を増やしたら)意味がなくなる(接地面積が減る)ので、サスペンションを付けるか、自重でシャーシがたわむくらい柔らかければ意味が出てくるかも・・・しれません。
対地キャンバー角の話をすると明日になってしまいそうなので割愛しますが、
ミニロボの場合、タイヤとコートとの接地角度が多少変わっても、丸いゴムリングのタイヤなので、接地面積もグリップもほとんど変化がありません。
ただ、横方向への剛性が変わるので、コーナリングでもっと踏ん張らせたい、安定させたいと思ったら、キャンバー角をネガティブ側に設定することで、大きな効果が得られます。
(その改造にはかなりの工夫が必要)
タイヤの幅を広げることでこの問題を解決する場合は、グリップ力の確保(接地面積を増やす)と、横方向の剛性も多少上がるのでキャンバーを付けることなくほぼ解決が可能です。(ミニロボなら)
接地面積を増やすと、タイヤの幅が広くなるので空気抵抗が増えるとか、コートとの摩擦抵抗が増えて速度が落ちるとか弊害もあるので、全体のバランスをとることが大事です。
なので、とにかくハイグリップタイヤを限界まで使いこなそうと思ったらキャンバー角を付けるのは有効な手段です。
(簡単な改造方法を思案中)
効果のわりに労力が見合わない改造のトップ3に入りそうですが、高度な改造をやってみたいと思ったらチャレンジのし甲斐があります。
合わせてキャンバー角を含むタイヤのジオメトリーについて勉強すると、奥が深くて面白い事がわかります。
今のユーザーがタイヤメーカーに就職して、ミニロボのおかげです。って言ってもらえたらうれしいですね(*‘ω‘ *)
minirobo tech lab.
minirobo technical laboratory略してミニテク ミニロボをもっと身近に、もっと楽しく、そしてミニロボでもっと学ぼう!をテーマに、ミニロボの面白さを発信していきます!
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