ここまで3か月ほどですが、ミニロボを始めてみて思ったことや考えたことを自分の備忘録としても残しておこうとブログにしてきましたが、主に考えているだけで、経験もないし操作練習の時間もほとんどない中で進めてきました。かなり手探りです。
先週で親子大会も終わり、7月は参加イベントがない&ここを見てくれる人が急増したこともあって、さらに内容をパワーアップさせるため、がっつり改造して練習もしていこうと思います。
まずは真似から入って型を覚えた後からがスタートの予定(型破り)
で、今日はすこしだけ気になっていることをひとつ。
子供たちの改造は、最初は目的がないように見えます。
ギアを交換したい(みんながやっているから)
幅広にしたい(なんだかかっこいいから)
最初のうちはこのように手段と目的が入れ替わっていてもいいのですが、一通り改造が終わると外装を変えたりキックプレートをかえたりする以外にやることがなくなってしまいます。
なので、改造しきってしまう前に、できるだけ具体的なWhy?を認識させてあげる必要があると考えています。
なぜそれをやるのか?(目的)が大事です。
趣味なんだから好きにやればいいじゃんというところなんですが、子供たちが長く続けていけるようにするには、ロボットの持つ魅力的な要素以外に、それに勝る何らかの強い動機があると、自分で問題を見つけて自分で問題を解決できるいい循環が生まれてきます。
理屈ばかりではろくな大人になりませんが(ここにいます)、何よりまずはやってみる。という行動優先型で遊びながら、理論を身に着けることで仮説の精度が上がり、検証のスピードも上がるので、強くなるまでの時間短縮やより強くなるための新しいアイデアの創出へつながっていくと思います。
市長杯3連覇!とか、無失点記録を作る!とか、行動が伴う目的になるといいですね。
最強のロボットを作る!とかは基準がないので自分でも最強なのかわからないですし、試合に負けたから最強ではないとも言えないので、結果としてその目的が達成されたかどうかを判断できるような(定量的な)目的を設定しましょう。
と、まぁなんだか読み飛ばしたくなるようなことを言ってますが、平たく言うと
親が一緒になって、〇〇を目指そう!という共通の目的を持つこと が大事だと考えています。
共通の目的さえあればそれを達成するための手段にバリエーションが生まれます
アプローチが異なれば学ぶことも多く、自分のやったことを人に説明することで頭の中を整理することもできます。
今の時代は、他に興味の湧くことが山ほどあります。 その中でもミニロボを選んでくれるのなら、それはただ試合をして勝とうとするだけではなくて、もっとその先の自分たちだけの目標を作って目指してもらった方がより多くのことを学ぶことができるのではないか? でもそれは子供たちだけでは難しいと思っていて、そこに乗っかるように親も少しだけ協力してあげることが必要と考えています。
別に親も一緒にロボットを作る必要はなくて、自分の役割においてその目的のために何ができるかを考えて提案してあげることが大事。 大会のためにお弁当を用意することかもしれないし、会場まで送り届けることかもしれないし、改造のアイデアを出すことかもしれない。
子供(のやっていること)に口は出さず、一緒にゴールを目指す姿勢をつくること。
共通の目的を達成するために、各自が考えて行動するというのはスポーツチームと同じようなイメージです。 ポジションによって役割は異なりますが、何のために一緒に戦っているかは同じです。
自立ではなく自律へ向かわせるには目的に向かって自分で考えることが必要。
ミニロボを使って子供たちの考える力や説明する力をもっと伸ばすことができるはずで、
教育という側面からも、ロボットのことが詳しい必要はまったくないので、うまく導いていけるようにこのブログ内でももっと考えてみたいと思います。
で、一つ提案
もっと世界を広げていくために、常連が増えても新しくミニロボを始める人たちに対して、敷居を高くしない(感じさせない)、そしてもっともっとミニロボに興味を持ってもらうような工夫が必要になってきたかなと思っています。
そこで、
「ミニロボ講習会」の開催をしてみたらどうでしょうか
大人や達人たちが講師
→自慢の改造ポイントや失敗談をスライドで説明
→多少座学で知識を得ることも必要かな
→ミニロボプラザの方にもお話しいただきたい(経歴や得意なことなど)
すんごい改造ロボットを体験できる走行会(本日のメイン)
→あのマシンを操ってみよう!(達人たちのロボットを操作してみたいはず)
→見た目以上のすごさを体感することがとても大事
→そしてこの「場」を共有することが大事
→帰ってからも共通の話題として話ができる
すんごい達人たちによる操作や改造レクチャー
→ロボットではなく実は操作方法がすごい?!
達人たちとハンデ戦の試合
→3対1とか?!
最後にふりかえりをして発表(Y:やったこと、W:わかったこと、T:つぎにやること)
近い年代のすごい子が教えてくれるというのは目線も近くて聞く方にとってもよいのではないかと思いますし、大人は大人で子供たちに教えることも増えるのでさらにパワーアップの機会を。
と、いうわけで
ミニロボの改造そのものも超楽しいですし、無駄でもなんでもとにかく改造してみるということも続けつつ、ミニロボの普及や試合以外の要素についても触れながら、ミニロボ本来の役目や目的が達成できるように応援していきたいと思います。
あーー改造したいなーーーー(次はタイヤがテーマ)
minirobo tech lab.
minirobo technical laboratory略してミニテク ミニロボをもっと身近に、もっと楽しく、そしてミニロボでもっと学ぼう!をテーマに、ミニロボの面白さを発信していきます!
2コメント
2017.06.26 22:55
2017.06.26 11:33