ノーマル幅でフルオプションにすると、
速くなりすぎて曲がるときにくるくる回ってとても操作できる状態ではなくなってしまいます。
なぜそうなってしまうのかというと・・・・
超速いので、コーナリングも速くなりますが、
ミニロボの重心が高いので、曲がるときに遠心力で外側に倒れるような力が働きます。
そうするとどうなるか?
外側のタイヤがガガガガっと跳ねるような挙動を示しますよね
その裏では、内側のタイヤがインリフトと言って、コートから浮いてしまう瞬間があります。
これが問題なのです。
完全に浮かなくても、コートを蹴る力が減ってしまうので、相対的に外側のタイヤがたくさんの仕事をしてしまうわけです。
内側のタイヤが浮くと、コートに力を伝えられるのは外側のタイヤだけになります。
外側のタイヤだけで回ろうとすると、本来意図した曲がり方よりも極端に小さく回ろうとします。
(ミニロボを傾けて見たり、片側のモーターコードを抜いて走らせるとわかります)
これがクルクルの主な原因です。
ノーマル幅で改造している人たちは、ほとんどが電池横置きです。
重心位置を低くすることで、曲がる時にタイヤが浮くことを防ぐことができます。
(もうひとつ、重いものを車軸の前に持っていくことでクイックさを打ち消します)
同様に、タイヤを2重化したり、さらに重りを積んだりして同じ効果を狙っています。
左右のタイヤはコートから浮かせないような工夫をしましょう。
重くすると今度は遅くなるので、このあたりをどこで調整するかが改造のポイントになります。
キャンバーを付けたり(タイヤのハの字化)するのも効果的ですがノーマル幅ではちょっと工夫が必要ですね。
なお、幅広にすれば横幅に対して相対的に高さが減るので、重心位置を下げたのと同じような効果があります。 トレッド(左右のタイヤの幅)が広がって、遠心力に対する抗力が強くなるので、手っ取り早くこのクルクルに対応するにはこれで決まりです。(本題からそれる)
電池横置きは昇圧基板を付けて操作しにくくなったと思った瞬間からやってみる価値のある改造になるので、ぜひチャレンジしてみてください。
もちろん縦置きのままバランスをとることも可能です!
電池交換も容易なので幅広ならこれもありです!
(むしろ幅広でクイックさを得るなら縦置きです)
#ミニロボの重量バランスは思っている以上にシビア
minirobo tech lab.
minirobo technical laboratory略してミニテク ミニロボをもっと身近に、もっと楽しく、そしてミニロボでもっと学ぼう!をテーマに、ミニロボの面白さを発信していきます!
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